知床遊覧船の遭難事故により、桂田精一社長の経営方針が問題視されていますが、桂田精一社長と小山昇さんはどんな関係にあるのかを調べました。
また、小山昇さんは桂田精一社長にどんな経営に関する指導をしていたのかも紹介します。
桂田精一と小山昇の関係は?

引用:Yahoo!ニュース
観光客26人を乗せた知床遊覧船の『KAZU1』が遭難した事故で、知床遊覧船の桂田精一社長のことを調べると、どういうわけか『小山昇』の名前が登場します。
そんな桂田精一社長と小山昇さんとはどんな関係があるのでしょうか?
2017年7月24日の小山昇さんのTwitterには、以下のような投稿がありました。
世界自然遺産の知床半島に来た。しれとこ村桂田社長に知床に来て下さいと言われて、一生行かないとキッパリ断った。カバン持ちで妻も同席の食事時に、知床に来て下さいと言われて、実現した。昨日、アレコレと指導中心のスケジュールになったた。 pic.twitter.com/FSPjhAbZMo
— 小山昇 (@KoyamaNoboru) July 23, 2017
知床村の桂田社長に知床に来てくださいと言われ実現した。昨日、アレコレと指導中のスケジュールになった。
小山昇さんは2017年に、桂田精一社長に誘われて北海道・知床に行き、経営に関する何かを指導したことが分かります。
ただ、一体何を指導したのかが気になります。
今回の知床遊覧船の遭難事故と、指導した内容と関連があるのでしょうか?
ネットの情報では、社長が小山昇さんから経営に関する指導をいろいろと受けていたことが分かりました。
小山昇さんといえば、株式会社武蔵野という会社の取締役社長であり、経営コンサルティングタントとして有名な人です。

引用:koyama-mc.jp
また、桂田精一社長はもともと陶芸家で、有名百貨店で個展を開くほどだったといいます。
その後、知床遊覧船の社長となり、『しれとこ村』の代表取締役社長にもなっている人物です。

桂田精一社長
桂田精一社長は、『しれとこ村』の代表取締役社長になって、ホテルの経営を任されたものの、ホテル経営に関しては全くの素人だったということです。
そんなことから、有名な経営コンサルティングタントである小山昇さんから、指導を受けることにしたようです。
桂田精一は小山昇から知床遊覧船やホテルの経営指導を受けていた

引用:PR TIMES
『しれとこ村』は経営サポート会員だと書かれていることから、小山昇さんの経営コンサルティングを受けていたことは間違いないでしょう。
小山昇さん自身のTwitterからも、2014年に桂田精一社長が小田昇さんの実践経営塾に参加していたことがわかっています。
2014年から、桂田精一社長は小田昇さんの経営コンサルを受けていたのですね!
実践経営塾に参加者の桂田社長(右)は知床、左は、徳之島の徳山社長が並んで食事している。 pic.twitter.com/0Ksyuk32Wy
— 小山昇 (@KoyamaNoboru) June 4, 2014
それでは、桂田精一社長は小山昇さんから、どんな内容の経営コンサルティングティングを受けていたというのでしょうか?
小山昇さんは社長に対して次のような指導をしたということです。
知床観光船を購入するさい、私は「値切らずに言い値で買いなさい」と指導した。世界遺産の中にあるホテルが売りにだされたときも、「すぐに買った方が良い。外壁は自然に溶け込むようにしたほうが良い」と指示した。そうすると、赤字の会社がすぐに黒字になった。
小山昇さんは、観光船についても購入するように後押ししていたといわれています。

引用:トレンド24
また、当時の旅館の名前が『国民宿舎桂田』でしたが、この名前が無味乾燥だったことから、『夕映えの宿』という知床らしい名前に変えるようにアドバイスしています。
さらに、知床の冬は寒過ぎますから観光客も減少しますが、それならその寒さを利用して、外にテントなどを張り、マイナス20度の世界を実感できるようなプランを考えればいいと助言しています。

引用:しれとこ村
ハイボールも、普通の氷ではなく氷柱を人工的に作って使用すれば、普通の氷より2倍の価格で売れるなどの経営指導を行ったそうです。
小山昇さんの経営指導は、とても斬新なアイデアが盛り込まれているようですね。
ただ、利益を追求しすぎた結果の遭難事故だったとしたらとても残念なことです。
知床遊覧船事故後に小山昇の記事が削除されたのはなぜ?

引用:武蔵野経営サポート
北海道知床半島沖で26人の乗客を乗せた観光船『KAZU1』が遭難しましたが、運行会社社長である精一社長は、小山昇さんから、黒字化に向けたアドバイスを受けていました。
そして、その経営コンサルティングティングの内容を小山昇さん自身がダイヤモンド・オンラインで記事にしていました。
しかし、なぜかその記事は現在削除されていて、そのことがネットでも話題となっています。
小山昇さんの経営指導によって、赤字だったといわれる会社がすぐに黒字になったといいます。

引用:じゃらんNet
ただ、今回の知床観光船事故は利益至上主義が招いた“人災”だともいわれています。
というのが、事故当日は波浪注意報が出されていて、他の観光船や漁船は出向を取りやめていたからです。
ニュースサイトであるSAKISIRUが、小山昇さんがどんな経営指導を行っていたのか、また、記事が削除された理由を、株式会社武蔵野に問い合わせたそうです。
すると以下のような答えが帰ってきたといいます。
小山は不在にしており戻りません。この件に関しては、一切お答えできかねます。取材には応じておりません。
引用:sakisiru.jp
といった回答でした。

引用:narudora media
経営コンサルティングの内容を書いた記事を削除した理由として、今回の事故の責任を追求されるのを恐れての行為ではないでしょうか?
小山昇さんの経営コンサルティングが、直接的には事故の原因にはならないにしても、利益至上主義の思想が原因で招いた事故だと責任を問われかねません。
そこに、行き過ぎた経営指導があったのではないかと見られても仕方ないでしょう。
まとめ
今回は、知床遊覧船の『KAZU1』が遭難した事故で、桂田精一社長と経営コンサルティングタントとして有名な小山昇さんが、どんな関係にあったのかを紹介しました。
・現在は指導内容を書いた記事が削除されている。
犠牲者のためにも、知床遊覧船による遭難事故の徹底究明が望まれますね!


