2021年4月28日、大相撲 境川部屋の三段目力士、響龍(ひびきりゅう)さんが都内の病院で急性呼吸不全のため亡くなりました。
響龍さんは、3月26日の春場所13日目にすくい投げで倒れた際に、頭部を強打し、緊急搬送されていました。
響龍さんが倒れた際、すぐに処置をせず、勝ち名乗りを行い、ドクターがきたのは約5分後で搬送されるまでに倒れてから約6分以上かかっており、初動対応が悪かったのでは?と批判の声があがっています。
相撲協会は人命よりもしきたりを優先したのでしょうか。
響龍さん春場所の取組み中の様子を調べてみました。
響龍さん取組中に倒れても放置!?

出典:日刊スポーツ
3月26日の春場所13日目にすくい投げで倒れた響龍さんは、頭部を強打し、うつ伏せで動けない状態でした。
それを親方衆が囲んで、自力で立つのを何分も待っていたというのです。ドクターも土俵付近におらず、ドクター到着前に呼び出しが仰向けにしていますが、不用意に体を動かなさいほうが良いケースもあるそうです。
響龍さん死去で、相撲協会は人命よりしきたり優先か?
緊急処置の前に、勝ち名取をしていた

出典:Twitter
3月の取組で、響龍さんが倒れた後も、すぐに処置をするのではなく、勝ち名取をしている光景がとても異様でした。
緊急事態だと誰も思っていなかったのでしょうか?
相撲の取組でドクターは同席しない!?
響龍さんが頭部を強打した際、ドクターが到着したのは響龍さんが倒れてから約5分後のことだったそうです。
相撲の取組時に、土俵際にドクターはついていないのでしょうか!?
プロボクシングでは、リングサイド最前列にリングドクターが着席して立ち会うことを義務付けています。
ボクシングは、上半身全面を殴り合うため、他のスポーツに比べて頭部に怪我や病気をしやすいスポーツです。
なので、リングドクターと呼ばれるボクシングの専用ライセンスを持った医者がリング最前列で試合に立ち会うのです。
一方、相撲の取組時にドクターは同席していないそうなのです!
相撲も体と体をぶつけ合うコンタクトスポーツで、力士の体の重みもありますから、頭部に怪我をしたり脳振とうを起こす可能性が高い競技です。
頭部の怪我の場合、早急に的確な処置が必要になるので、ドクターを同席すべきではないかという声もあがっています。
今回の響龍さんのように最悪のケースも想定しないといけないですよね。
ネットの声
亡くなられた響龍の取組み長いこと土俵で放置されてるように思えてしまうんだが。野球はすぐ医療スタッフ飛んでくるので。
— aki (@nonshio_aki) April 29, 2021
結局、響龍さんのことなかったことにしそう。
それが相撲協会だ。
私は、今回の土俵上の事故が起こった時のための対策をしてほしいと願うけど、残念ながら願いは届かないと思う。
どうせ対策なんかせんやろ。#響龍 さん#響龍さん— 薪@東十両11枚目 (@Iro_Maki_21) April 29, 2021
倒れているのに誰も急いで助けない異様な光景
こんなんあるかよ#相撲#角界#響龍https://t.co/5Ekuj6rJH6
— 日野原 たく (@thsep16) April 29, 2021
まとめ
今回は、響龍さん春場所の取組み中の様子を調べてみました。
春場所の頭部強打が直接の死因につながったのかは定かではありませんが、相撲協会にはしきたりよりも安全対策を第一に考えてほしいと思います。
まだ28歳という若さで亡くなった響龍さん。
心からご冥福をお祈りいたします。