相撲界では、昔から八百長、野球賭博、力士暴行死など数々のトラブル、事件がありました。
暴力容認や、隠蔽体質は昔から変わっておらず、ネットでは”相撲協会は腐っている!”とまで言われているのです。
そんな相撲協会ですが、裏で仕切っているのは元大関琴風の尾車親方だという説が噂になっています。
今回は、相撲協会の尾車裏理事長説について、調査してみたいと思います。
相撲協会の深~い闇を探ってみましょう。
相撲協会の闇が深すぎてヤバい!

出典:unsplash(参考写真)
日本の国技と言われる相撲は、日本の伝統文化でもあります。
なんと相撲の起源は、神話の時代まで遡るそうです。
1500年以上続く相撲文化ですが、女人禁制や「かわいがり」という名の暴力、上のものが絶対などという古いしきたりが今も残っているのが現状です。
古いしきたりが残っているがゆえに、これまで数々の暴力事件や隠蔽工作などがありました。
そんな相撲協会の深い闇がわかる、これまでの問題や事件内容をいくつか紹介します。
2007年 時津風部屋力士暴行死事件

出典:日刊スポーツ
2007年6月、時津風部屋に新弟子として入門した当時17歳だった時太山(ときたいざん)が、稽古時間中に心肺停止状態となり、搬送先の病院で死亡しました。
当初、病院の医師は時太山の死因を急性心不全と診断しましたが、遺体に残された外傷などから不審に思った両親が遺体解剖を依頼したことで、時太山の本当の死因は、数人の兄弟子による暴行が原因だったことがわかりました。
時太山が、喫煙した吸い殻を階段から投げ捨てており、日頃から近隣住民の苦情を受けていた第十五代時津風親方の妻がこれに憤慨し、暴行を指示したと言われています。
時太山の両親には嘘の死亡診断を伝え、遺族に無断で遺体を火葬しようとしたことも発覚しています。
逮捕された第十五代時津風親方は、その後、本を出版し、相撲協会に裏切られたとし、八百長、暴行死事件についての真実を告白した『悪者扱い』という本を出版しています。
第十五代時津風親方にすべての責任を押し付け、相撲協会は暴行の事実を隠蔽しようとしていたのでしょうか。
時津風部屋力士暴行死事件は、力士への稽古指導が刑事事件へ発展した初めての事件でした。
2010年 大相撲野球賭博問題

出典:現代ビジネス
2010年に、大嶽親方や琴光喜など現役の大相撲力士や年寄など数十名が、暴力団を胴元とするプロ野球を対象とした野球賭博に関与していたことが発覚しました。
大嶽親方(元関脇・貴闘力)と琴光喜はこの件で、相撲協会を解雇されました。
2020年10月31日に投稿された貴闘力のYouTube動画では、貴闘力、琴光喜と同じく野球賭博に関与していた、千代大海、雅山は厳重注意で終わって、貴闘力、琴光喜が解雇された理由について
「次にアクションを起こす時に琴光喜が貴乃花に転がると大変なことになる(ので)
協会のシンクタンクの尾車さんが決定したんだと思う」
引用:貴闘力YouTubeより
と語っています。
貴闘力は、自身のYouTubeチェンネルで、「この事件は、自身と琴光喜を相撲界から追放する事に利用された」と主張しており、2010年の相撲協会理事選で、貴闘力と琴光喜が貴乃花に投票したのが原因だと言われています。
相撲協会の中に派閥があり、反貴乃花派に追放される形となってしまったのでしょうか。
貴闘力は、この件も尾車親方が決定したと思うと発言しているあたり、相撲協会での尾車親方の権力はとても大きいように思えます。
2011年 大相撲八百長問題

出典:朝日新聞デジタル
2011年に、日本相撲協会の現役の大相撲力士による、大相撲本場所での八百長への関与が発覚した問題です。
この件についても、貴闘力が自身に八百長の誘いがあったことを自身のYouTubeチャンネルで生々しく暴露しており、八百長をしたら他の相撲取りから認められる歪んだ構造であると相撲協会を批判しています。
理由はどうあれ、土俵上では真剣勝負してほしいですよね。
親方衆の中には、「星の回し合いは八百長じゃない」と八百長撲滅を根底から否定する仰天発言も飛び出し、角界の非常識ぶりが浮き彫りにされました。
貴闘力が言うには、近年、八百長をやっている力士は少ないそうですが、これが事実だとすればショックですね。
尾車親方については、八百長問題発覚時、弟子に「調査前に携帯を変えておけ」と指示していたことが谷川親方の発言で発覚しています。
「こんなバカな話はない」
と声を荒らげたのは、一人だけ退職勧告を受け入れなかった谷川親方だ。
「尾車親方は八百長問題の調査が始まる前に、携帯電話を取り替えておけと力士に指示している。それこそ八百長だよ! 野球賭博の時にも嘉風(の名前)が出ていたでしょ」
引用:livedoor NEWS
八百長問題が明らかとなった相撲界の中でも、“ガチンコ力士”として横綱まで上り詰めたのが貴乃花親方でした。
貴乃花親方はそんな相撲協会を変えようとしていたのかもしれません。
2017年 日馬富士暴行事件

出典:読売新聞オンライン
第70代横綱の日馬富士関(伊勢ヶ浜部屋)が巡業中、同じモンゴル出身の幕内・貴ノ岩関(貴乃花部屋)を酒席で殴り、頭に大怪我をさせた事件です。
後に貴乃花親方が相撲協会を退職する原因となった事件です。
怪我を負った貴ノ岩は脳震盪、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、さらに髄液漏の疑いもある重傷で全治2週間と診断されました。
日馬富士関は引退に追い込まれ、傷害罪で略式起訴されましたが、暴行を受けた被害者側の貴乃花親方が、本傷害事件を巡る対応に問題があったとして、相撲協会の理事を解任させられました。
貴乃花親方が責められている原因は、事件のもみ消しに協力しなかったことだと見る声があがっています。
貴乃花親方は、2018年の理事選に落選し、その後相撲協会を退職するという結果になってしまいました。
貴乃花親方は退職の理由について、「内閣府に提出した告発状の内容を事実無根と認めるよう、相撲協会から“圧力”があった」と主張しており、廃業せざるを得ない状況に追い込まれた上での決断だったと説明しています。
相撲協会に真っ向から対立したばかりに、相撲協会からいえば追放される形となってしまった貴乃花親方。その反貴ノ花派にあの尾車親方がいたそうなのです。
藤島部屋出身の力士、相撲界を変えたかったみたい。八百長とか親方によるカネの巻き上げ、相撲協会の「出世のためなら何でもやる」みたいな。何となく貴乃花が悪者扱いされて消えましたが、八角親方と尾車親方が貴乃花を潰したかったようです。
— Tiny Neutron (@Neut_Neutron) January 12, 2021
尾車親方、貴乃花部屋がよっぽど嫌いらしく、貴景勝の取り組みの時勝った貴景勝についてのコメントもいっさいなく すごく不自然、取り組み前は勢についてはほめていたが貴景勝には一言もない、性格見え見え❗
— yuzuru (@yuzuru21149409) July 21, 2018
2018年 貴ノ岩暴行事件

出典:朝日新聞デジタル
2018年12月、貴ノ岩(千賀ノ浦部屋)が巡業先の宿舎で付け人に暴行をしたことが報道されました。貴ノ岩は、2017年に元横綱の日馬富士関から暴行を受けた被害者でした。
この付き人暴行事件も、貴ノ岩をよく思っていない相撲協会が、貴ノ岩を挑発させて罠にはめたという噂があるのです。
関係者から聞いた情報によると、貴ノ岩の今までの一連の行動を快く思っていない相撲協会が、貴ノ岩を追放すべく、暴力を振るう様に付き人に挑発させ、罠にはめたと聞きました。
それが理由だとしても暴力はあってはならないと思いますが。
相撲協会の闇はかなり深い。— イルちゃん (@4T6BEZ4BSmMWpPV) December 8, 2018
挑発に乗って、暴力を振るった貴ノ岩も悪いですが、相撲協会がそう仕向けていたということが事実であれば、それはとても恐ろしいことです。
2018年 救命措置で土俵に上がった女性が土俵から降ろされる
2018年4月4日、京都府舞鶴市で開催された大相撲舞鶴場所で、多々見良三市長が土俵上であいさつ中に倒れた際、救命処置のために土俵に入った女性に対し、女性は土俵から下りるよう場内アナウンスが流れました。
「女人禁制」の伝統維持のためとはいえ、これは人命軽視になるのでは?という声があがり、ニュースでもかなり取り上げられていました。
しかも、女性が土俵から下りた後に塩が撒かれたというのです!
人命救助をした人に対する行動なのかと、批判の声が相次ぎました。
相撲協会の人命救助している女の人を土俵から降ろそうという対応は、日本は男女差別の国との印象を全世界に発信してしまった。
さらには、女性が下りた後、汚れたのものを落とそうというように塩を撒いたとか、何だその対応は!— 小市民の小言 (@tomoari0256) April 6, 2018
2021年 心臓疾患のある日本人力士がコロナ感染を恐れると辞めさせられる
2021年1月、大相撲の序二段力士・琴貫鐵が、新型コロナウイルスへの感染を恐れて休場を申し出たものの受け入れられなかったため現役を引退したと自身のツイッターに投稿しました。
今日を持って
引退することになりました。
このコロナの中、
両国まで行き相撲を取るのは
さすがに怖いので
休場したいと佐渡ケ嶽親方に伝え
協会に連絡してもらった結果
協会からコロナが怖いで
休場は無理だと言われたらしく
出るか辞めるかの
選択肢しか無く
自分の体が大事なので— 柳原大将(元琴貫鐵大将) (@miyakuradaisuke) January 9, 2021
琴貫鐵は、心臓の手術を受けており、新型コロナウィルスに感染すると大きなリスクがあるとのことでしたが、相撲協会は琴貫鐵の休場を認めることはなく、結果引退する形となってしまいました。
実際に新型コロナウィルスが原因で亡くなった力士もいます。
2020年5月に、高田川部屋に所属する三段目の勝武士が、新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のために亡くなっています。勝武士はまだ28歳でした。
コロナか、相撲かを悩んで引退した方は既往症を持ってらした。
怖いですよ。
相撲協会はどうして休場させてあげなかったのか?
若い力士を春に亡くした反省や悔悟はないのか?— Hiromi1961 (@Hiromi19611) January 11, 2021
2021年 相撲取組での脳振盪で、救命措置せずに勝ち名取をしていた
2021年4月に境川部屋の三段目力士、響龍(ひびきりゅう)が急性呼吸不全で亡くなりました。
響龍は、2021年3月春場所での取組で、すくい投げで倒れた際に頭部を強打し、緊急搬送され1ヶ月近く入院していました。
響龍が土俵で倒れた際に、すぐに救命措置を行わずに勝ち名取を行うなど、脳振盪への対策が不十分であったことで、相撲界の力士に対する医療措置を問題視する声が多数出ています。
日本相撲協会のお偉方の面々は、八百長相撲でのしあがってきた面々なので、ガチ相撲と違いそれだけ危険性も低かった訳だから「こんなことが起きると誰も思っていない」などと平気で言えてしまう。…にしても身体と身体が直に激しくぶつかり合う相撲(格闘技)で事故を想定していないとは唖然とする。
— ダース・ケンだぁ (@Ken_0529) April 29, 2021
相撲界の脳震盪の問題については、アメフトやラグビーに数光年遅れてると言われており、相撲協会には早急に医療体制の改善について話し合ってほしいですね。
ちなみにNFLだとどんなスター選手も脳振盪起こしたら、即時退場して脳振盪プロトコールに従って経過観察となる。慢性外傷性脳症(CTE)の概念がアメリカのスポーツ界で周知されている。相撲もコンタクトスポーツなので、CTEについてもっと議論すべきだと思う。
— Shinsuke Tokumoto MD., PhD. (@tokuoasis) January 20, 2021
【相撲協会の闇】尾車“裏”理事長説は本当だと言われる3つの理由

(左)八角理事長 (右)尾車親方
現在の日本相撲協会の理事長は、元横綱北勝海の八角理事長です。
ですが、実際に相撲協会を裏で仕切っているのは、元大関琴風の尾車親方と言われています。
尾車“裏”理事長説が本当だと言われる3つの理由を紹介します。
尾車“裏”理事長説が本当の理由① 元関脇の貴闘力が暴露している!
貴闘力のYouTubeチャンネルで、尾車親方が裏の理事長だと暴露しています。
そのYouTube動画がこちらです。
元関脇だった貴闘力が話している内容は、かなり信憑性が高いように思えますよね!
尾車“裏”理事長説が本当の理由② 八角理事長は尾車親方に義理があり何も言えない立場!
現在の相撲協会の理事長は八角親方ですが、八角親方は、そもそも理事長になるほど票がなかったそうなのです。その八角親方に尾車親方が票を渡したことによって相撲協会の理事長になったのだそうです。
「表向きは八角理事長だが、実質的な裏のトップは尾車親方
八角理事長はそんなに悪い人間ではないが、言えない立場にある」
引用:貴闘力YouTubeより
八角理事長は、理事長にならせてもらった手前、尾車親方に対して何も言えないのだとか。
元横綱2代目若乃花の間垣親方が話しているのを聞くと、かなり真実味がありますよね。
尾車“裏”理事長説が本当の理由③ 尾車親方は貴乃花親方が邪魔だった
相撲協会理事選で、貴乃花に投票した貴闘力と琴光喜だけが野球賭博問題で相撲協会を解雇されたり、貴ノ岩が暴行を受けた事件では、事件のもみ消しに協力しなかったとして、最終的に貴乃花親方が相撲協会を退職する形となりました。
尾車親方と、ガチンコ力士として知られていた貴乃花親方は真っ向対立していて、尾車親方にとって目障りだった貴乃花親方は事実上、相撲協会から追放されたも同然のように思えます。
ネットユーザにも、相撲協会の闇は尾車だという声があがっていました。
もう我慢しきれないので言っちゃいます。相撲協会の一番の闇は尾車だと思います。別に誰かから裏事情を聞いたというわけではなく、日馬富士暴行事件から現在に亘る様々な出来事を総合的に判断してのことです。
— 浩二 (@koji7250) September 23, 2019
八角と尾車が理事の中心になってからさらに酷くなったな、相撲協会は…
横審は語る舌を持たんけど— ともやん by PC (@dratomo_super) April 30, 2021
ネットの声
響龍訃報に対する八角理事長のコメント、頭部強打が闘病?そして既視感があるな…と思ったらコロナで亡くなった勝武士に対してもほぼ同じ内容だった pic.twitter.com/r1qHnLCKBY
— 犬好き転職二回目 (@yakiubon) April 29, 2021
響龍さんが亡くなった
相撲協会がもう少ししっかりしていればこんなことにはならなかったのでは、と思ってしまう
八角理事長、もういいよ
尾車さんとどっか行って下さい— 手違い (@casazh) April 29, 2021
貴闘力のYouTubeで、思いのほか二代目若乃花が大活躍。むしろ貴闘力よりも内部事情を暴露していて仰天。「尾車よ、中川と浜風を辞めさせろ。じゃないと次の段階に行きますよ」って相当本気出してるな。ぜひ命懸けで貴乃花の仇をとってほしい。
— 浩二 (@koji7250) November 21, 2020
「力士のSNS禁止」ってニュース見たのだけど、さすが女性を土俵から降ろそうとしたり、弟子を守ろうとした貴乃花親方を村八分にしたりした相撲協会の闇という感じがある。
力士がSNSをやれば、若者が相撲を観に行くきっかけ作りになるのに勿体ない。国技を衰退させてるのは相撲協会だと思う。
— 小竹海広|コピーライター GO (@0dake) February 4, 2020
貴乃花親方、得票2で落選か。
不祥事があり、貴乃花の報告書が出て、八角・尾車・鏡山・春日野が暴力を隠蔽しようとしたことが明るみに出ても尚、自浄作用は働かなかったか。
八百長や星回しやなんかで世話になったから一門を裏切れないのか。
裏切れば身が危ういのか。相撲協会の闇、尚深し。
— なまけもの (@sloth_iwi) February 2, 2018
これを見てお母さん方は子どもに相撲をやらせないよね。子どもが倒れても助けに行けない「神聖な」土俵。スポーツですらない。それで選手同士の保身を八百長だと本質をごまかして罰する。もう伝統芸能エンタメにするか、意味のない神格化をやめて安全対策を徹底してほしい。<RT
— かりん (@aurorasalesrept) April 29, 2021
相撲協会闇深過ぎて。
こんなんじゃ新弟子入らないよ。
親御さんも預けたくないし。
何もかもブラック過ぎて。#めざましテレビ— たか100 (@taka4826gx100) April 29, 2021
まとめ

出典:wagayaジャーナル
今回は、相撲協会の深い闇と、尾車“裏”理事長説についてご紹介しました。
尾車親方がいる限りは、相撲協会は変わらないかもしれませんね。
相撲協会も悪しき習慣とか慣例など、時代に合わせて改革していってほしいものですね!